4日目 ミュンヘン泊
朝、目が覚めて表を見ると道が濡れている。でも雨は降ってない。もうこれで雨の降りおさめか と思って喜んでいたらまた降り出した。
旅行が楽しめるかどうかはかなり天気しだいで違ってくる。今回そういう意味では本当にブルーになる。
途中何回か止むもんだから、今度こそ、今度こそ晴れる、と思いながら何回も裏切られてきた。
出発前の週間天気予報では曇りこそあっても雨マークはほとんどなかったのに・・・自然に対して文句を言ってもはじまらないけど、もし天気なら今の2倍、3倍楽しめるはずなのに・・・がっかりだ。
まずは朝食。ここが今回の旅行初めてのホテルでの朝食となる。朝食はコーヒーとパンがテーブルに運ばれ、その他はビュッフェで、ヨーグルト、ハム、チーズ、クラッカー、ジュース、パンにぬるジャムやクリーム、ソーセージのペースト状のものなど、見たことの無いものもずいぶんあった。
私たち家族のほかに誰も泊まっていな かったのかな、もしかして。 食堂には誰もこなかった。
シャワーを浴びて今日はどこへ行こうかと。
まずはホテルから歩ける距離に私が見たいと思っていた現代アート美術館モダンピナコテークというのがある。雨の止んでいるうちに急いでいくことに。そして行ったのはいいけど、休館日。 日本と同じく美術館は月曜休みが多いのか?
ショックは大きい。悪天に気分の落ち込む中、せっかく気持ちを切り 替えて出かけてきたのに!!それにしても休館日かどうかはガイドブックで確認できたはず。大人二人いてもこれだ。
次にミュンヘンに来たのなら、市庁舎のドイツ最大の仕掛け時計を見ておこうとマリエン広場へ向かった。ちょうどお昼の動く時間帯だったので、仕掛け時計前でランチに買ったものを立ち食いして待っていた。どうか神様、雨を降らさないで!と祈りながら・・・
みんなそれが目当てか、どんどん広場には人が集まってきた。仕掛け時計は最大級というだけあってすごかったけれど10分間という時間は長すぎる気もした。
子どもは完全に飽きていた。
そして次はレジデンツ見物へ。リュックはクロークに預けないといけなく夫が呼び止められた。子どもが首からぶら下げていたペットボトルは私の斜めがけバックに入れろと注意をうけた。
順路に沿ってレジデンツの豪華なさまざまな部屋を見学したり、祖先画ギャラリー 肖像画がズラリを見たりした。子どもにはとっても退屈だったと思う。
はっきり言って私もよくわかっていない。実はかなり退屈だったんだ。興味のある人にはとても価値あるものだろうけど。人間無理するもんじゃないな。相当歩きつかれてしまった。その中でもアンティクヴァリウムの天井や、彫刻、フレスコ画には魅せられた。こんな私でも感心して見てた。
そしてレジデンツと並んで宝物庫があり、両方セットのチケット9ユーロを購入したのでそちらも見ることに。ガイドフォンを借りられるようだけど日本語はなかった。英語ならあった。
展示内容はダイヤ、ルビー、エメラルド、金銀、その他沢山の宝石や置物、高級そうなガラス類。食器類など。ひとつひとつ丁寧に見てたらきりがない。
そしてその後、手持ちのユーロ、現金が心配になったのでまたマリエン広場へ戻り、銀行で日本円をユーロに両替しておいた。
この天気じゃレートのいい銀行を歩いて探す余裕もなかった。
そして雨がざざぶりとなってちょっと百貨店に緊急避難することに。
誰も考えることは同じで店内はすごい混雑。夫が完全パワー喪失。待ってるから見てきていいと言うので、店内をちょっと見ることに。ジュエリー売り場の特設会場でバーゲン中だった。これも混雑の原因だったのかも。
何か今日はとっても疲れが出て私もゆっくり見たいとは思えずすぐ表に戻った。家族3人で立ち尽くす。私たちのように買い物目的でない旅行者は雨が降ったらやることがない。美術館博物館を見るにも子連れだと限界があるし・・・お手上げ状態。
この時点で夫は今回の旅行の目的を食に切り替えていたようだ。
しばらくぼーっとしてたけど、「もう仕方ない、とりあえず カッパじゃ間に合わないので傘を買って動く」と突然夫が生き返った。そして百貨店に入る。
バーゲンの折りたたみ傘でも一番安くて約10ユーロ。日本の100円ショップが恋しくなる。
子どもに色を選ばせてあげたら地味な深緑っぽいのを選ばれて最悪。
しかも自分に買ってもらったように「航希がさす!」ときた。子どもの背ににあわせ中腰状態で歩くのは辛すぎる。結局またイライラ。旅行前の目標のひとつ。イライラしない。子どもを叱らない。が全然守れてないない。
そして結局早い時間だけど夕食をとることに。またマリエン広場そばのお店に入る。今日の行動の拠点はマリエン広 場だ。そうよ美味しいものを食べて機嫌を悪くする人間はいないのだ。食べよう食べよう。帰国後の体重が心配だけど・・・
写真つきのメニューでほっとした。
←夫はビーフ煮込み
わたしはドイツ風のトンカツを どれもポテトサラダつき。
食の楽しみに切り替えた夫はやはりビールも忘れない。それを見てるとわたしってビールが飲めなくて大損してる気分になる。
料理は美味しかった。値段も手ごろだったし。
そこで子どもがやってくれた。ジュースのビンをテーブルから落としてパリーン割ってしまった。一瞬店内の時間が止まった。他のお客の視線が集まった。日本じゃ店員さんが飛んで来そうなものなのに誰も来ず。あーあ、その後私たちが割れたビンのかたまりを拾って集めた。
お腹が落ち着いて、ビールの飲めない代わりにデザートをとアイスを頼んでくつろいでいた。そこで驚くヒトコマが。食事前にバスケットにプレッツェル3つが出されていて、一つが手付かずになっていた。
席にお客が座るとまずプレッツェルが出されるのだけど、そのときなんと驚くことにウエイターは持ってきたバスケットのなかに私たちが食べなかったプレッツェル一つをプラスして隣のお客に出した。これには閉口だ。
これを自分たちがやられると絶対気分悪い。 でも隣の人たちは気にする様子もなかったし、これってこっちじゃ普通のことなのかも。裏でやってるのはまあ理解できるけどこんな堂々と悪気なくされたのには本当に驚いた。
さあ、じゃホテルへ戻ろう。お勘定を済ませた。そのとき割ったビンを見せてごめんなさいと言ったら、気にしない!気にしない!というよな手振りをしてくれた。
こういう時はやっぱりチップを多め?!に置かないといけないね。
ミュンヘンにはやけにライオンの像が多い。とってもカラフルで面白い。最初一つ見たときは、あっライオンだ。程度だったけど、これだけあると、とれも気になってくる。触れると幸運がおとずれるとか・・・。
帰り道それを知ってか知らないでか、父と子は「ライヨンチャンネル・ガオー」(大阪の人ならCM見てわかっていただけるでしょうが…)と繰り返し繰り返し何枚も私に写真を撮るように指示をした。
この父子、疲れのせいで魂がどこかにいってしまったのかしら?ヤバイ。まあ機嫌よくしてる分には付き合っておこ♪カメラOK。これは一部↓
さて 帰ってからは明日の計画。
予定では今日か明日ガルミッシュパルテンキルフェンに日帰り。一般の家の人々が大事に守っていると言われているフレスコ画を見て、ドイツ最高峰の山へ登山列車で登り、アルプスの絶景を眺め美味しい空気を吸い、ケーブルでアイプ湖まで戻り、夏の暑さの中水遊びを楽しみそしてミュンヘンへ戻り一泊して翌日ニュルンベルクへ移動するはずだった。
この分だと明日も晴れそうにない。となると山へ行くのは無意味。
それでも日本で天気予報を見てたときミュンヘンは雨でもガルミッシュパルテンキルフェンは晴れということもあった。私としては天気が曇ってい山登りをあきらめたとしてもフレスコ画だけは見ておきたい。だから取り合えずガルミッシュへ行って壁画を見れれば納得できるので行きたいといった。
悪天ならそこに長時間とどまることはないのですぐ他へ移動しよう。鉄道乗り放題のパスを持っていることだし。
ミュンヘンは私たち家族にはちょっと都会すぎて、何だかしっくりこない。だから2泊で引きあげガルミッシュのあとちょっと田舎のレーゲンスブルク辺りへ移動してはどうかということになった。
あー明日こそ太陽が見られますように! >>次
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