ツェレ、ハノーファー ホームスティ気分

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 9日目 ハノーファー & ツェレ

さすがに子どもはよく眠っている。疲れていないはずはない。無理に起こさず目を覚ますのを待つことに。友達とは駅の前で午後2時の約束。充分時間がある。ガイドブックを見ているとハノーファーから最短20分でツェレという木組みの家がカラフルな町があるという。とっても見たくなった。

目の前が駅だしうまくいけば往復40分。もし子どもがちゃんと機嫌よく起きて調子よさそうなら言ってみようと決めた。ホテルでゆっくりすればいいのに、ずっと雨で観光が出来なかった反動か、出かけたくてウズウズした。

すると子どもが絶好調で目を覚ました。開口一番「お腹すいた」と。行くことに決定!!まずは食事だけど、最高に充実。ここに来て初めてアメリカンな物もあった。スクランブルエッグや目玉焼き、かりかりベーコン。食べた食べた。その他パンやシリアル、サラダ、ハム、チーズ、ヨーグルト、とっても美味しいフルーツ、ジュースやミルクなどが準備してあった。

うちの子供はよく食べるのでシングル料金で朝食2名分付きが申し訳ない感じさえした。

そしてチェックアウト。荷物だけは受付に預かってもらうことに。

時間を調べ電車に乗ると、多分どこかでサッカーの試合があるようす。ティームのシャツを着たり、マフラーをしたりする人がすごく沢山いて騒がしかった。しかもそのサポーター達にはビールはかかせないようだ。朝だというのに。ビールをケースごと持ち込んでる人もいるし、ミニ樽をさげている人もいる。「早く降りてくれ〜」と思ってたら私たちのほうが先だった。

帰りの電車の時間を調べておこう。帰りは30分と少しかかるようだった。そして旧市街のほうへのんびり歩いていった。駅から子どもと一緒だと20分位かかったような・・・。

すると期待通りで木組みの家々がすばらしくきれい。出かけてきてよかった。→

町を周遊する馬車があった。

子どもと大人で6ユーロ?位払ったかな。乗ってみた。歩き疲れていたので座ってるだけで素敵な家並みが見られるのは楽。本当なら徒歩で、ふと裏通りなんか入ってみるときっと素敵だったと思うけれど。

運転手のおじさんが時々ドイツ語で何か説明をしてた。わからない私たち。

中馬がウンチをしたようで臭いが〜 おじさんがちりとりをもって拾いに下りた。みんな笑ってた。子どもにも大うけだった。どうも今、うちの子、ウンチねたが楽しい時期のようでして・・・

そして、市教会の塔に上ると町並みが見渡せるとのことだったので行ってみた。けど、午前と午後の間の何時間かは上れないようで今の時間はダメだと言われ断念。

限られた時間なので駅に向かうことに。途中きれいな、そして遊具もある公園があったので、そこをゆっくり歩こうと思った。遊具で少しくらい遊ぶ時間もある。

ところがさっきトイレに行ったとこなのにまたトイレと言い出した。また至難のトアレッテ探し。さっきトイレに行ったデパートから離れてしまったし、見当たらない、無い無い。仕方なく飛び込んだお店でトイレありますかって聞いたら案内してくれた。多分切羽詰った子どもの様子を見てプライベートを使わせてくれたんだろう。申し訳ない。

なのにトイレに入ったとたんXXX。あと1秒くらい我慢しろ〜!子供服のお店を探すことになってしまった。ジーンズ代とパンツの予期せぬ出費。参った参った。そんなので時間をとられ公園遊びの余裕もなく、予定の電車も危うくなる始末。

必死に走ってホームへ行ったら。ちょうどドアが閉まって行ってしまった。次の電車は普通列車、50分もかかってハノーファーにつく。ついたのは約束5分前。間に合った。

さあ友達とは10年ぶりの再会になる。大丈夫かな、わかってくれるかな。まあ子連れの日本人女性を見つけ出すのは簡単だろう。友達というのは男性、ちょっと心配だったのは、その奥さんは夫の友達、しかも女性が来るのを本当に喜んでくれてるのかな?ということ。ドキドキ。

私ならどうかと考えてみた。自分の夫の友達、女性、遠く外国から来た、小さい子どもが一緒。多分OKだ。ホントか?楽観的過ぎませんか〜

イヤなら泊まれとはいわないはず。ここまできたのだから考えてもはじまらない。

向こうからyumikoと呼ぶ声が、奥さんも一緒。寝てしまった子どもを抱っこしている。感動☆感激☆奥さんを紹介してもらい笑顔で温かく迎えてもらった。心配なさそうだ。うちの子はというと、先方にも子どもが居ることが嬉しかったのと恥ずかしいのとで、変にテンションがあがってしまった、こっちに近づこうとしない。

けど、楽しそうにぴょんぴょんしたり、走ってみては、ちょっとこっちの様子を伺い「早く早く」とか「どこ行くんだよ」「誰なんだよ!」とか叫んでた。

車へと歩く途中に友達の子どもの目が覚めた。おめめパッチリ♪ブルーだ。めちゃめちゃ透明。吸い込まれそう。きれいだ〜。同じブルーでも大人より子どもの目はもっとキレイ。ピュアってこと。

”Hello!”といってもとってもシャイで相手してくれない。当然か。目覚め一番、なんだか様子の違う変なのに声をかけられてもニコニコできないか。

家に帰る途中市庁舎を見学するからと連れて行ってくれた。裏側の池か湖かにゴードン(友達の子ども)が反応し、航希も後を追う。ゴードンは3歳になったばかりで航希はまもなく5歳。2年の差は大きい。まだゴードンは話もしっかりしてなさそうだし、わかってない部分がある。

そして入り口へ向かう。表では結婚式があったのかタキシードとドレスの二人と、おしゃれした親族かな数名いっしょに。ドレスがゴージャス、大人っぽくて、色っぽくて、すごく栄える。日本人が着てもあんな雰囲気にはならないだろう。自分の容姿が悲しくなる。いいなあ結婚式、もう一回やりたいな。コラ!問題だろー

奥さん、ターニャがにこっとしながら「この上でニッキーに結婚しようと言われた」と教えてくれた。とても嬉しそうに言ってた。この人可愛いな。

そうかそこへ私たちで上るのね。町全体が見渡せる。市庁舎てっぺんの丸い屋根にエレベーターでのぼる。丸屋根の傾斜にそって斜めにあがる変な、というか珍しい小さなエレベーターだ。10年前ドイツに来たときに実は上ったことがあるのだけど、初めての振りしておこう。

でも上についたらニッキーにプロポーズをネタにつっついてやろうと楽しみにしていた。

ところが混んでるかなんかの理由で1時間待ちになるらしい。小さい子どもも居るしあきらめることに。あのちょっと気分が悪くなりそうなエレベーター、もう一度乗ってみたかったな。

そしてお家へ。新しい家が立ち並ぶ住宅地。どこも大きい、広いね、余裕がある。日本の郊外がたの家よりまだ広い気がする。車二台は入るポーチとシャッターガレージつきの車庫、裏には芝生でおおわれた庭。一階には、トイレ、キッチンと広いリビング、食事のテーブルもめちゃくちゃでかい。こんなでかいのうちのリビングに置いたら大変なことになる。ダミーの手作り暖炉がユニーク。日本ならこの面積があればもう一部屋とるところ。

2階は夫婦の寝室、ニューヨーク好きのニッキーのアレンジで部屋はNY、ニューヨークの町のポスターやアメリカンな小物が。

ニッキーは「ワールドドレードセンターが撃破されたとき、ショックで自分も死んでしまった。」と言っていた。

そして子ども部屋、可愛いの一言。客室、これがまた私たちのためにとベッドをきれいにしてくれていた。

シャンプーや石鹸をバスケットに入れ、タオルを置き、キャンディーを枕元に。「ホテルみたい、ありがとう」というと、「そうだといいけど」とにんまりしてた。

まるでドイツホームスティ体験だ。子どもにもいい経験になる。

そしてバスルームはというと、トイレ、シャワーつきのバスタブ、そしてまた別にシャワーだけがひとつ。洗面が2個ついてる。何で洗面が2個必要なの?と思ったけど朝の忙しい時間の取り合いがなくていい。

そして3階、屋根裏を利用したような形でパソコン
ルームになっていた。それでおしまいと思いきやあと地下も。地下には入らなかったけど、食品のストックがあるのか、部屋があるのか・・・?

一通り部屋を見せてもらい、お茶とケーキでゆっくりしようとのこと。ヨーロッパの人ってお茶やお菓子でのおもてなし上手だときいたことがある。コーヒーを入れてもらい、大きなお皿に甘いものが一杯。

好きなのどうぞって。高級菓子というより素朴な感じのもの。子どもが真っ先にチョコレートケーキを狙う。おいおいちょっと待ってよ。取ってくれるから。与えられたジュースと大好きな甘いものが一杯で上機嫌。ドイツに来てこんな時間をもてたことに感謝。

そしてしばらくしてお土産に送っておいた小包を開けることに。ニッキーには漢字Tシャツ 侍 の文字がプリントされてる。ターニャにはちりめんのポーチとミラー、子どもにも和柄のTシャツ。そしてお家にどうぞとお香のセット。あと私が折り紙で折った色々なものをおまけに入れておいた。

そうそう航希がニッキーにおもちゃの動く音もなる消防車をもらった。ゴードンは同じシリーズでパトカーをもってる。二人で動かすからうるさいうるさい。そして「航希あっち(ゴードンのパトカー)がいい」とか途中で言い出した。

何言うんだよ!日本語わからなくてよかった。でもこのおもちゃ大切にしないと、日本じゃ珍しいよ。だってサイレンがドイツ、日本の音と違うんだもん。ワタシが気にいった。

そして夕方、犬の散歩に全員で。この犬は狩猟犬で追いかけるのが習性でどうも子どもがとくに好きらしい。なんという種類だろう?毛がふさふさツヤツヤの黒色。大きくてきれいな犬だった。航希が最初家にはいった時点で思いっきり追い回していた。うちの子は犬が怖いので逃げ回っていたけど、帰るまでには随分馴れた様子だった。

そして散歩だけど、住宅地を抜け、ちょっとお店が並ぶ通りを過ぎるとどんどん自然が見えてきた。周りが畑と木だけで他に何もない。ドイツに来てからよく見た車窓からの田舎の風景だ。ちょっと歩くたびに草むらからはみ出た巨大ナメクジが道にいる。

子どもたちがいちいち反応してかがみ込む。ゴードンは平気で触るからびっくりした。なめくじだよ、なめくじ。

こんな自然の中の風景も、のどかな散歩も、この家族にとってはごく普通のことなんだろうけど、私にはとても貴重な出来事のひとつだった。

帰ると食事を作るからゆっくりしててと。夫婦協力体制で準備してくれてる。今夜はパスタだって。パスタ大好きだけどフランクフルトでの悪夢がよみがえった。

航希はゴードンが大好きのようで追い掛け回すのだけど、彼はまだそんなに友達とのかかわりに興味ある年齢じゃない。ちょっと空振りだ。

そうしてるとテーブルがセットされる。お茶のときもそうだったけど普通にティーカップやお皿にマイセン、ヴェーエムエフ (WMF)スプーンやフォークを使ってるし、本当に憧れる。その他も私の知識がないからわからないだけで、いいものを揃えているんだろうな。どちらかというと良いものを大切に使うというドイツ人に賛同できる点だ。

でもうちの家にはひゃっきんのお皿が何枚かあるのだけど、気に入ってるからいいかと思ってる。ダメかな。

テーブルにはゆでたパスタと海老のフライ、ミートソース、バジルのソース、あとちょっとスパイシーなピンク色のソース。そしてパン。カクテルのように甘いお酒なら飲めるといったら、何か作ってくれた。砂糖がいっぱいとライムとウオッカなのかよくわからない。

二人も説明するにもその英語がわからなく、とにかく飲むよう言われた。きつっ、私にはきつすぎる。せっかく作ってくれたからと飲んで酔っ払いになるより、少し飲んでゴメンネすることにした。

その頃にはもうすっかり子どもはニッキーになついてて、こちょこちょしたり、空手ごっこをする始末。やっぱり空手はどこでもよく知られているな。でも間違えているのはニッキーの掛け声「はいやーーー」だ。

夕食の片付けだけでも手伝おうとしたけど、お皿とかをキッチンに運ぶくらいだった。楽させてもらってる。食器洗い機、見てみるとデカイ。うちのシステムキッチンについてるのはその半分のサイズかもしれない。あれだったらまとめて夜に一回、お鍋も入れて洗えそう。

そのあと場所をソファーに移動。照明を消してキャンドルの明かり。チョコレートをおつまみにお酒を飲む。これが毎日ではないにせよ、私たちより優雅な生活をしているのは確かみたい。

ドイツ人の生活の一部が垣間見れてとても充実した一日だった。この友人宅ホームスティも明日一泊でおしまい。

明日は遊園地に行こうとのこと。やっぱり2家族、小さい子どもが居ると子ども中心だ。だけどとても楽しみだ。  >>次



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